「巨大地震注意」発表〜命を守る３つの備え

2024年8月8日、宮崎県沖の日向灘で最大震度6弱の地震があり、気象庁は初めて南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。
8月15日に発表は解除されましたが、巨大地震がいつ来てもおかしくないと言われています。

防災意識が高まっている今、改めて「命を守る備え」を３つお伝えします。

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南海トラフ地震とは

南海トラフ地震とは、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として過去に大きな被害をもたらしてきた大地震です。

約100〜150年間隔で大規模地震が発生しており、前回の発生より約80年が経過しております。
地震調査研究推進本部によると、同震源域でマグニチュード8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70〜80%とされています。

Yahoo!ニュースより引用

「巨大地震注意」発表とは

8月8日16時43分頃、宮崎県日向灘でマグニチュード7.1の地震が発生しました。
この地震の発生に伴って、南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震の発生可能性が平常時と比べて高まっていると考えられ、同日19時15分に「巨大地震注意」が発表されました。

以降、南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視し、毎日最新の状況を公表していました。
「巨大地震注意」発表から1週間、想定震源域で通常とは異なる地震活動や地殻変動は観測されず8月15日に解除されました。

大地震から命を守る３つの備え

いざ準備しようとなると「あれも必要、これも必要」と、どんどん荷物が多くなってしまうことはありませんか？
必要な物が多くなりすぎると準備するのが億劫になってしまい、結局災害時の備えをできずにいる方も多いと思います。わたしもそうでした。

ここでは、必要最低限の備えを３つのポイントに沿って紹介します。

大地震から命を守る３つの備え①　家具の固定

命を守る備え①：家具の固定

1995年、阪神・淡路大震災で亡くなった方の8割以上が家や家具の下敷きになったとのことです。
下敷きになる恐れ以外にも、転倒した家具が避難経路をふさいでしまう危険性もありますので、家具はしっかりと固定しておきましょう。

●L字の金具
●伸縮棒
●転倒防止マット

組み合わせて使用するとより効果的です。

大地震から命を守る３つの備え②　防災グッズ

命を守る備え②:防災グッズ

災害支援物資が3日以上到着しなかったり、物流機能が停止した過去の事例よりより、国は1週間分の食料を備えるように呼びかけています。

非常時にすぐ持ち出せるようにリュックに入れて玄関前に置いておくと安心です。

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就寝時の防災グッズ

就寝時には枕元にヘルメットと履きなれた靴を備えましょう。
2011年の東日本大震災では、割れた窓ガラスなどで足の裏を負傷して逃げ遅れてしまった方が本当に多かったそうです。
避難経路にもガラスや突起物がたくさん散らばっているので素足で逃げるのはとても危険です。
寝る前に枕元に靴とヘルメット、できればホイッスルを備えてから眠りにつきましょう。

手間なし！防災グッズ準備

準備や荷造りが苦手、面倒くさい方にはネット購入できる防災パックがおすすめです。

大地震から命を守る３つの備え③　避難準備

命を守る備え③:避難準備

安全な避難場所や避難経路も事前にチェックしておきましょう。
自宅や職場でどのような危険があるのか、ハザードマップで確認。

また被災時に家族が離れた場所にいることを想定して、あらかじめ落ち合う場所や連絡手段を決めておくと安心です。
おすすめなのが、布ガムテープと油性マジックの伝言メッセージ。
災害時は回線がパンクして携帯電話もなかなか繋がりません。
自宅を離れる際、ガムテープに「●●（避難場所）へ移動します。日付・名前」と記入して玄関のドアに貼っておけば、自宅に帰ってきた家族に避難先を伝えることができます。

まとめ

いかがでしたか？
ざっくり最低限の備えですが、何も備えをしないより生存率は格段に上がると思います。

いつ巨大地震が起きてもおかしくないと言われている今だからこそ、今一度、備えのチェックをして防災意識を高めていきましょう。